HISモバイル：290円からの自由自在プランの評判は？どんなプラン？

事業者名	HISモバイル
プラン名	自由自在スーパープラン 自由自在290プラン
月額料金	自由自在スーパープラン：2190円〜 自由自在290プラン：290円〜
初期費用	3,300円
回線	ドコモ

旅行関連サービス大手のHISが提供しているるHISモバイル。

格安SIM会社としてはあまり馴染みがない事業会社ですが、いままで格安ステップ、格安弐拾プランなど、画期的なプランで着実に加入者数を増やしています。
今回は2022年5月に提供開始された「自由自在290プラン」と2023年7月6日に提供開始された「自由自在スーパープラン」についてまとめてみました。

HISモバイルは旅行業界最大手のHISが展開する通信サービス会社です。
2018年2月に親会社であるH.I.Sと、同じMVNOである日本通信の出資によりMVNOに参入。

国内向けはもとより、訪日客や海外渡航者向けのSIMを販売するなど本業に合わせたプランも販売しています。

代理店数も国内外111店舗（海外5・国内106）展開し、本格的な運営を行なっていると言えるでしょう。

2020年には「格安かけ放題プラン」、2021年には「格安弐拾」をリリースし、現在では「自由自在290プラン」・「自由自在スーパープラン」を提供しています。
MNP転出手数料無料化など、ニーズに合わせた素早い事業展開も注目です。

＼その前に公式サイトを確認しよう／

自由自在290プランは、2022年5月19日に提供開始されたHISモバイルのプランです。自由自在290プランの特徴は、なんといっても下限料金が290円と業界最安値級というところです。

下限料金は、データ通信が100MBまでなら290円となっており、そこから1GB・3GB・7GBの構成になっています。

各コースにかけ放題プランを付けることができ、データ容量のチャージ料金や通話料も格安で利用できます。

データ容量	1GB	3GB	7GB
月額基本料金	550円 100MBまで290円	770円	990円
5分通話かけ放題	＋500円
完全通話かけ放題	＋1,480円
通話料	9円/30秒
データチャージ	200円/1GB

冒頭でも述べていますが、最安値はデータ容量100MBまでで290円という破格の料金設定です。これは、1GBの契約を行った場合に100MB以下なら290円、それ以上になった場合は1GBの550円が請求されるという仕組みです。
しかし、通常スマホを利用するにあたって月に100MB以下で運用することはかなり困難です。従って290円のプランは、通話専用回線として考えるのが妥当ですね。

290円のプランに5分かけ放題を付けても790円、完全かけ放題でも1,770円です。主に通話専用として利用するか、通信障害時の副回線としての利用用途にするのがいいでしょう。

各社のかけ放題をこちらの記事で通話分数ごとに詳しく比較しています。かけ放題の比較を確認したい方はこちらもチェックしてください。

>>デュアルSIMで利用する格安SIMかけ放題プランまとめ

詳しい料金プランは公式サイトで確認しましょう。

HISモバイル

自由自在スーパープランは、HISモバイルの5分間かけ放題付きデータ通信中大容量プランです。もともとは「自由自在290プラン」の20GB・50GBとしてリリースされていたのですが、2023年7月6日に自由自在290プランをリブランドし、「自由自在スーパープラン」として分離しリリースされています。

データ容量は20GBと50GBで構成されており、「自由自在290プラン」とは違い、それぞれに5分間かけ放題が付帯されています。

比較対象はahamoなどのキャリアの各社サブブランドになります。

データ容量	20GB	50GB
月額基本料金	2,190円	5,990円
5分通話かけ放題	プランに含まれる
完全通話かけ放題	＋1,480円
通話料	9円/30秒
データチャージ	200円/1GB

データ容量は20GBと50GBになります。それぞれに5分かけ放題が付帯されています。
特に20GBはライバルが多いデータ容量帯です。ここで少し比較してみましょう。

事業者	プラン名	20GB	無料通話
HISモバイル	自由自在スーパープラン	2,190円	5分かけ放題
ahamo	20GBプラン	2,970円	5分かけ放題
LINEMO	スマホプラン	2,728円	なし（5分かけ放題550円）
ワイモバイル	シンプル2M	2,178円（4,015円）	なし（10分かけ放題880円）
UQモバイル	コミコミプラン	3,278円	10分かけ放題
NUROモバイル	NEOプラン	2,699円	なし（5分かけ放題490円）
イオンモバイル	さいてきプランMORIMORI	1,958円	なし（5分かけ放題550円）
IIJmio	20GBプラン	2,000円	なし（5分かけ放題500円）

ざっとあげた中では5分かけ放題付きでは最安値になりますね。

5分かけ放題が付いていると仮定して次に安いのはIIJmioになりそうです。もちろん、ここで取り上げている事業者以外で安いプランがあるかもしれませんが、HISモバイルは最安値級といっていいでしょう。

＼自由自在スーパープランの料金プランを確認しよう／

HISモバイルが同じ価格帯でも比較的安価な料金設定であることがわかりました。

それでは料金以外でHISモバイルにはどんな特徴があるのでしょう。ここでは代表的な特徴をあげてみます。

HISモバイルの特徴としてあげられるのは通話時の品質です。

多くの格安SIMは通話料金を下げるためにオートプレフィックスを利用しています。プレフィックスとは、通話料を安くするために、かけられた電話を一度中継電話設備に接続してから相手先に繋ぐ仕組みです。通常の通話よりも経由する設備が多くなります。決して品質が極端に悪くなるものではありませんが、キャリア品質よりは劣ります。

HISモバイルで採用している規格は、「VoLTE（HD+）」です。これはキャリア品質と同じです。FOMA音声通話よりも、より高音質な通話とされるVoLTEよりもさらに高品質な規格です。VoLTE（HD+）で、肉声に近いクリアな音質の通話を利用することができます。

格安SIMでは珍しいVoLTE（HD+）を利用した通話をHISモバイルでは9円/30秒で利用できます。通常安くなっても11円/30秒という中でまさに最安値級の料金といえます。

HISモバイルの自由自在プランでは、足りなくなった際に追加する、データチャージの料金がかなり安く設定されています。

他の事業者と比較してみましょう。

事業者	1GBあたり
HISモバイル	200円
ahamo	550円
LINEMO	550円
ワイモバイル	550円
UQモバイル	550円(500MB)
NUROモバイル	550円
イオンモバイル	528円
IIJmio	220円

データチャージについてもこの中では最安値になりますね。

いざという時も安く追加できるので安心です。

HISモバイルを利用している方の評判はどんな感じなのでしょう。まとめてみました。

＼HISモバイルの公式サイトを確認しよう／

HISモバイルの自由自在プランをまとめてみました。

HISモバイルは実はかなり積極的に展開していて、実店舗も100以上となっています。オンラインに不安がある方などは、やはり店舗があると安心ですね。

親会社であるHISは有名ですが、HISモバイルはまだまだ知名度が高いとはいえません。しかし、従来から便利なプランを提供していたこともあり、メディアで取り上げられることも多くなってきました。

利用者がそこまで多くないので、通信速度も安定しているという声も聞きます。本当かどうかわかりませんが。
料金の安さや通話品質からでも検討するだけの価値は十分にあります。

スマホの回線選びをする際は、HISモバイルも視野に入れてみましょう。