au系のサブブランドのUQモバイルと、ソフトバンク系サブブランドのワイモバイル。
実はこの両社、ことあるごとにいろんな条件で競い合ってるのはご存知ですか?
片方が1ヶ月無料をやればもう片方も1ヶ月無料。
くりこしに対応すればもう片方も。
そんな同じ似たようなサービスを展開しているこの両社。選ぶ方としては迷ってしまいますね。
一体どちらが本当におトクなのでしょうか?
今回はこの2社を徹底的に比較しました。
UQモバイルとワイモバイルをきちんと比較することで、どちらが自身にとってメリットがあるのか判断できます。

遂にこの内容がきたね。

UQモバイルとワイモバイルね。

お互い「povo」や「LINEMO」といった別のプランが親会社にあって、まさに同じ境遇っていったところだね。

そんな2社が頑張ってるって話ね。

うん。健全な競争は僕たちにとってもいいことだよ。

それでは早速比較してみよう!
プラン比較(2年間合計)
まずはプランの比較から。
各社の代表的なプラン(UQ:くりこしプラン・YM:シンプルS/M/L)で比較しています。
お互いのプランを確認することで、どちらのサービスが自身に向いているか判断してみましょう。
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くりこしプランS | シンプルS | |
データ容量 | 3GB | 3GB |
くりこし | 1,628円 | 2,178円 |
家族割 | なし | 2回線目から▲1,100円 |
でんき系割引 | でんきセット割 | おうち割でんきセット |
▲638円 | ▲110円(2年間) | |
割引後月額 | 990円 | 968円 |
2年間合計 | 23,760円 | 23,232円 |
低速時速度 | 節約モード | 超過制限時 |
300Kbps | 300Kbps |
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くりこしプランM | シンプルM | |
データ容量 | 15GB | 15GB |
くりこし | 2,728円 | 3,278円 |
家族割 | なし | 2回線目から▲1,100円 |
でんき系割引 | でんきセット割 | おうち割でんきセット |
▲638円 | ▲110円(2年間) | |
割引後月額 | 2,090円 | 2,068円 |
2年間合計 | 50,160円 | 49,632円 |
低速時速度 | 節約モード | 超過制限時 |
1Mbps | 1Mbps |
![]() | ![]() | |
くりこしプランL | シンプルL | |
データ容量 | 25GB | 25GB |
くりこし | 3,828円 | 4,158円 |
家族割 | なし | 2回線目から▲1,100円 |
でんき系割引 | でんきセット割 | おうち割でんきセット |
▲638円 | ▲110円(2年間) | |
割引後月額 | 3,190円 | 2,948円 |
2年間合計 | 76,560円 | 70,752円 |
低速時速度 | 節約モード | 超過制限時 |
1Mbps | 1Mbps |

こうやって見ると全部の割引きを適用するとワイモバイルの方が若干安いね。

そうなんだけど、注意しないといけないところがあるよ。

どこ?

ワイモバイルの家族割は2回線目からなんだ。

あ、そうか。1回線目は割引がないんだね。

だから1回線のみでの契約だと、1,100円の割引は適用外だよ。

それは注意しないとね!

なので次は4人家族の場合でシミュレーションしてみるよ。
それでは、一般的な4人家族(両親と子供2人)で月額費用を考えてみましょう。
以下のプラン設定を基本とし、でんき系割引きも適用した金額です。

UQモバイルの場合

お父さん | 3,190円 |
お母さん | 990円 |
お姉さん | 2,090円 |
弟 | 2,090円 |
月額合計 | 8,360円 |
2年合計 | 200,640円 |
UQモバイルだと「応援割」がかなりお得です。応援割についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
>>UQモバイルの学割は応援割に!月額990円〜で家族もお得
ワイモバイルの場合
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お父さん | 4,048円 |
お母さん | 968円 |
お姉さん | 2,068円 |
弟 | 2,068円 |
月額合計 | 9,152円 |
2年合計 | 219,648円 |
ワイモバイルの学割にあたる「ワイモバ親子割」をこちらの記事で詳しく解説しています。興味のある方はこちらもチェックしてくださいね。
>>ワイモバイルの2022年学割はワイモバ親子割!家族割引併用で最強割引

あれ?ワイモバイルの方が安いと思ってたけど、UQモバイルの方が安くなったね。

そうだね。2年間で見ると19,008円の差が出たよ。

結構大きいね。

この差をどう捉えるかの問題だね。
1回線ごとに割引を適用するとワイモバイルの方が安くなりますが、家族割の適用が2回線目からという部分で差がついてしまいましたね。
あくまでも「でんき系割引」を適用しての金額ですので、でんき系割引適用なしで家族割のみとした場合はワイモバイルに軍配があがりそうです。
通話オプション比較
ここではそれぞれの通話オプションを比較してみます。
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通話パック | 60分 550円 | なし |
10分かけ放題 | 770円 | 770円 |
国内通話かけ放題 | 1,870円 | 1,870円 |
近年では通話自体が少なくなったとされていますが、親世代ではある程度の通話も必要になります。
そういった意味では重要なオプションといえますね。
UQモバイルにはワイモバイルに無い「60分の通話がセット」になった通話オプションがあります。
より細かな設定がされているという点では、UQモバイルに軍配があがりそうです。
通信品質

UQモバイル、ワイモバイルともに、メインブランドであるauやソフトバンクの回線をそのまま利用しています。
他のMVNO各社とは違い3大キャリアのネットワークを自社ネットワークとして利用しているため、利用できる帯域も広く通信品質は良好といえます。
両社とも人口カバー率は99%以上と、繋がらないということは殆どないといえます。
3大キャリアと同等のネットワークを利用できるという点から通信品質に対するコスパは高く、メイン回線の乗り換え(MNP)の筆頭候補にあげられるでしょう。
5G対応
UQモバイル・ワイモバイルともにキャリアのネットワークを利用し、通信品質も良好ではありますが、5Gへの対応はどうでしょうか。
両社の5Gに対する対応を確認してみましょう。
UQモバイルの5G対応(2021年9月2日〜)
UQモバイルは、2021年9月2日より5Gサービスの提供が開始されました。
5Gサービスの新しいプランは「くりこしプラン+5G」となり、従来までのくりこしプランは終了しています。
月額料金は現在のくりこしプランから据え置きとなり同額での提供。
なお、提供開始後に5Gサービスを利用する場合は、SIMカードの交換が必要になります。
急いでいない場合は、2021年11月以降なら現在利用しているSIMカードで「くりこしプラン+5G」を利用することができます。
急いでいない場合は11月まで待ってもいいかもですね。

UQモバイルの5Gエリアはauの5Gエリアに準拠しており、利用できるエリアも同じとなっています。
5Gの周波数はミリ波とSub6の5G専用周波数および、4Gからの転用である5G <NR化>となります。
5Gの種類についてはこちらの記事で詳しく記載しています。
>>5Gエリアの確認方法は?なんちゃって5Gってなに?超わかりやすく説明
ワイモバイルの5G対応
ワイモバイルの5G対応は、UQモバイルよりも早く行われており、2021年2月から提供開始となっています。
こちらも追加料金等なしで5Gサービスを利用できます。
ワイモバイルにおいても、5Gのエリアはソフトバンクの5Gエリアに準拠しており、利用できるエリアはソフトバンクと同じです。
5Gの周波数はミリ波とSub6の5G専用周波数および、4Gからの転用である5G(転用)となります。
乗り換え(MNP)時のiPhone価格をこちらの記事でまとめています。5G対応のiPhone12の価格を確認してみましょう。
>>MNPでiPhoneはどこが安い?各社のiPhoneの価格を徹底比較!各社の価格は?
契約・解約時の条件
次に契約時と解約時の条件について比較してみましょう。
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新規事務手数料 | 3,300円 | 0円 |
SIM送料 | 0円 | 0円 |
eSIM | 可 | 可 |
定期契約 | なし | なし |
契約解除料 | 0円 | 0円 |
MNP転出料 | 0円 | 0円 |

ワイモバイルの新規事務手数料って無料なんだ!

うん。オンラインショップのでの手続きのみだけどね。

かなり良心的だなー

ここはUQモバイルも追随してほしいところだけど。

契約する時に「あ、手数料・・・」ってなるもんね。

そこはキャッシュバックでカバーするってことかな。

キャッシュバックがあるんだ。

その辺り見てみよう!
契約時の特典(キャッシュバックなど)
![]() | ![]() | |
キャッシュバック | 10,000円 | 10,000円 |
SIMのみ | SIMのみ | |
格安スマホ | あり | あり |
一括550円〜 | 一括360円〜 | |
データ増量OP | 550円/1年間無料 | 550円/1年間無料 |
2021年9月2日〜提供開始 | 提供中 | |
でんき | auPay6,000円相当還元 | ー |
各キャンペーンごとに期間があります。
詳細は各公式サイトを確認してください。

結構キャンペーンがあるのね。

そうだね。UQモバイルの10,000円キャッシュバックなんかは恒久的にやってるね。

これで事務手数料分を補えということね。

UQモバイルはauPayで、ワイモバイルはPayPayになるよ。

あ、そうなんだ。

僕はUQモバイルでキッチリ10,000円貰ったよ!

しっかりしてるわね。

ここに記載されていない追加のキャンペーンもあるから公式サイトを確認してね。
まとめ
今回はどうにも似たり寄ったりなUQモバイルとワイモバイルを比較してみました。
メインブランドのauとソフトバンク同様、ここでもお互いほぼ同じプランやキャンペーンを行なっています。
ただ明確に違うところといえば、新規事務手数料とeSIM、節約モードくらいでしょうか。
![]() | ![]() | |
新規事務手数料 | 3,300円 | 0円 |
eSIM | 可 | 可 |
低速サービス | 節約モード1Mbps | データ超過後1Mbps |
任意で選択可能 | 選択不可 |
事務手数料は、ワイモバイルは無料(オンライショップのみ)に対してUQモバイルは3,300円と、従来から変更されていません。
3,300円となると、格安で販売されているスマホが買えてしまうので意外と大きいんです。
この辺りは是非ともUQモバイルにはワイモバイルと同じように無料にして貰いたいですね。
次にeSIM。
UQモバイルにおいても、2021年9月2日にeSIM対応となりました。
デュアルSIM端末が増えてきた近年、メインとサブの回線を使い分けるユーザーも増えています。
いよいよeSIMがスタンダードになりつつありますね。
最後にUQモバイルにはある低速サービスの「節約モード」
これはかなり大きいですね。
データ消費を抑えることのできる「節約モード」はUQモバイルにとっては大きな武器になります。
データ容量を超過しないと1Mbpsにならないワイモバイルとは利便性に大きな差が出ます。
節約モードについては、こちらの記事で詳しく説明しています。>>【UQモバイル・マイネオ・donedone】低速サービス3社まとめ
公式では認めていないバースト機能についても触れていますので一度確認してみてください。
いずれにしても両社ともにメインブランドのネットワークを自社のものとして利用しているので、通信品質のコスパは最高にいいと言えます。
メイン回線を乗り換え(MNP)るなら、この両社のどちらかになりそうです。
- UQモバイルとワイモバイルは常に競っている。
- ワイモバイルには家族割があるがUQモバイルにはない。
- ワイモバイルの家族割の割引は2回線目から。
- ワイモバイルで全回線割引を受けるなら光とセットで。
- オプションやキャンペーンはほぼ同じ。
- 通信品質のコスパは両社とも良好。
- UQモバイルの5G対応は2021年9月2日から。
- メインの回線を乗り換えるならUQかワイモバのどちらかが有力候補。