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事業者名IIJmio・楽天モバイル
プラン名IIJmio:ギガプラン
楽天:最強プラン
月額料金IIJmio:440円〜
楽天:1,078円〜
SIMIIJmio:eSIM
楽天:物理SIM・eSIM
データ容量IIJmio:2GB〜20GB
楽天:3GB〜
内容楽天モバイルは繋がりにくい
対策IIJmioで繋がりにくさをカバー

楽天モバイルがauとのローミング契約を強化して、さらに繋がりやすくなったと鳴り物入りでリリースした「最強プラン」
ところが、実際にはまだまだ繋がりにくい状態であることは周知の事実です。

そんな楽天モバイルを我慢しながら利用していませんか?
今回は、IIJmioの回線を利用して、繋がりにくい楽天モバイルを安心して利用できるようにしてみました。
取り上げているスマホはiPhoneですが、Androidでも有用だと思います。

今ある楽天モバイルを諦めずに安心して利用できるようにしてみましょう。

楽天モバイルは圏外になりやすい?

最強プランで繋がりやすくなったとしていますが、建物内や地下など、未だ繋がりにくさは残っています。

楽天モバイルは圏外になりやすい?

楽天モバイルが圏外時にバックアップできる回線をもう1回線スマホに入れます。(デュアルSIM)

どんなメリットがあるの?

知らない間に圏外になっていることで、LINEなどが利用できない、コード決済などの急を要する際に利用できないなどを回避でき安心できます。

IIJmioは楽天モバイルとの併用だけではありません。様々な回線の副回線として利用できます。こちらの記事で詳しく解説しているので一度確認してみましょう。

>>通信障害時用副回線のデュアルSIM(併用)おすすめ回線8選

楽天モバイルは繋がりにくい?

楽天モバイルはauとのローミング契約を強化し、より繋がりやすくなったという触れ込みで「最強プラン」というプランをリリースしました。

しかし、実際は繋がらないなどの声が多数聞かれます。

Twitterで検索するとこういった意見がたくさん出てきます。

もちろん繋がる時は繋がるのですが、いざという時に繋がっていなかったりします。
最強と名乗るのはもう少し先にした方がよかったのかもしれません。

楽天モバイルが繋がらない状況

繋がっていれば最強の楽天モバイルですが、繋がらない状況も多くあります。
筆者の楽天モバイル回線も例外ではなく、その状況をまとめてみました。

筆者の場合は、頻繁に利用する場所で繋がらないという事態に巻き込まれました。他の場所ではしっかり繋がってくれているのでもったいない限りです。

なんとか電波が立っている状況ですが、時間が経ち、ふと確認すると圏外になっています。
またしばらく経つと何とか復活するのですが、また圏外に。そして機内モードのオンオフを行う。それを永遠に繰り返すといった具合です。

場所は建物内(2F)の窓際です。しかし、ここから少し建物内を移動するとアンテナはしっかり立つといった状況です。

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この際の電波は楽天モバイル回線、au回線のどちらを掴んでいるのでしょう。
それを確認してみました。

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バンド3なので楽天モバイル回線ですね。楽天モバイルが圏外になるからといって、改めてau回線を掴むのかといえばそうではありません。
圏外になってもしつこく楽天回線を掴もうとスマホが頑張ります。なので電池の減りが圧倒的に早くなります。

なんとか楽天回線を掴んでいる時もあるので、その際の速度も計測してみました。

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下りはまだしも、上りが壊滅的状況です。
筆者の楽天モバイルの最強プランは、筆者のもっとも利用頻度の高い場所ではNGでした。

ちなみに電話はどうなのかというと、圏外時は当然繋がりませんし、繋がってもまともに話せない状態です。電話という機能だけを見れば、もはや使い物にならないといった具合です。

楽天モバイルの圏外を回避

繋がらないといっても、殆どのシチュエーションでは繋がっていることが多い楽天モバイル。となれば、解約するまでには至らないと考えてしまいます。繋がっている時の楽天モバイルはメリットが多いですからね。

やはりデータ容量無制限や、Rakuten Linkによる通話無料は捨てがたいものがあります。
逆に言えば、たまにある圏外にだけ対応できればそれでいいともいえます。

では、たまに訪れる圏外を回避するためにはどうすればいいのでしょう。
たまにではない場合もありますが。

IIJmioとの併用

筆者が採った方法は、すばりIIJmioのeSIMとの併用です。

それはなぜか。単純に安いからです。バックアップ用の回線なので、データ容量はそこまで必要ないですからね。

まずはIIJmioのeSIMの料金プランを見てみましょう。

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IIJmio公式サイトより
IIJmio公式サイト

IIJmioのeSIM料金プランはデータ容量で細かく分けられています。

eSIMの料金は440円〜1,650円。今回は楽天モバイルの圏外を回避するためのバックアップ回線です。一番安い2GB440円のプランで充分です。しかも次月にくりこしがあるので、データ容量が残れば次月からのデータ容量は増えることになります。まずはここを押さえておきましょう。

楽天モバイル最強プランの月額料金

念の為、楽天モバイルの最強プランの料金も確認してみましょう。
サービス開始当初は0円スタートで提供していた楽天モバイルのプランも、今では1,078円スタートです。3GBまではこの料金で利用できるので、安いといえば安いですね。

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楽天モバイル公式サイトより

ただ、せっかくの最強プランです。思う存分利用するのがいいでしょう。
20GBまでくらいしか利用しないという方でも2,178円なので、圏外になることを容認できれば他社と比較しても安く済ませることは可能です。

楽天モバイル公式サイト

楽天モバイル

IIJmioと楽天モバイル併用時の月額料金

それではIIJmioと楽天モバイル併用時の月額料金を確認してみましょう。

プラン楽天 〜3GB楽天 〜20GB楽天 20GB以上
楽天モバイル [最強プラン]1,078円2,178円3,278円
IIJmio [eSIM 2GB]440円440円440円
合計1,518円2,618円3,718円

圏外対策といっても当然2回線分の料金がかかります。

楽天モバイルを3GB未満で抑えても1,518円の料金がかかります。
これだと全然安くないですね。
Rakuten Linkで無料通話を利用するのが中心だということであればかなりのメリットがありますが、データ通信がメインということであれば、他社のサービスを利用するのが賢明です。

一方、無制限の場合は違ってきます。2回線の合計が3,718円です。
高速通信が無制限のサービスで、ここまで安くなるプランは恐らく無いと思われます。
データ通信をがっつり利用したい方は、たまに遭遇する圏外を回避しつつ無制限のメリットを受けることが可能です。

どうやって圏外を回避できる?

筆者のスマホがiPhoneなので、iPhoneをベースに紹介します。

気が付けば圏外だったとします。その際に、利用するSIMをその都度手動で切り替えていてはかなりの手間がかかります。

iPhoneはデュアルSIMにした場合、メイン回線の電波状況が悪くなった際に自動的に副回線に接続する機能がついています。
この機能をONにしておけば、知らない間に圏外になっていたとしても、バックアップ回線である副回線に自動的に繋がっています。
電話(通話)は圏外のままですが、データ通信が繋がっているのでLINEなどのSNSの受信もできますし、コード決済など急を要する場合にも安心できます。

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設定→モバイル通信→モバイルデータ通信と遷移すると、「モバイルデータ通信の切替を許可」とあるので、ここをONにします。

圏外になると自動で切り替わる

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上が楽天モバイル、下がIIJmioです。
メイン回線の楽天モバイルが圏外になると、副回線であるIIJmio(ドコモ回線)に切り替わります。圏外になった時点でIIJmio(ドコモ回線)に移行し始め、4Gのピクトが表示されます。

ただ、これも瞬時に「パッ」と切り替わるわけではありません。切替時に時間を要するので、数十秒〜1分程度は必要です。

しかし、バックアップ回線があるだけでも安心感はかなり増します。

ちなみに楽天モバイル回線を再度掴んだ際には、メイン回線である楽天モバイル回線に切り替わります。

ところで関係ないのですが、筆者は過去に2度IIJmioでスマホを格安で購入しています。
今ここまで安いのはIIJmioだけかもしれません。デュアルSIM、eSIM対応スマホの購入を検討されている方は確認してみた方がいいですね。

\IIJmioはスマホが安い!/

IIJmioではスマホが110円から!

通話はどうなる?

併用時の通話は気になるところですね。

ご存知のとおり楽天モバイルはRakuten Linkを利用すると通話料金が無料になります。

圏外時は、デュアルSIM端末でデータ通信はIIJmio、通話は楽天モバイルのRakuten Linkで行う形です。

いくら併用して圏外を回避しても、楽天モバイルが圏外であれば通常の電話は通じません。
ただし、Rakuten Linkはデータ通信を利用した通話機能なので、IIJmioのデータ通信が繋がっていればRakuten Linkからの発信は可能です。また、Rakuten Link同士であれば着信も可能だと思われます。(すみません。Rakuten Link同士は試していません。が、大雑把に言えばLINE電話と同じなので仕組み的には可能なはずです)

いずれにしても、基本的に楽天モバイルが圏外であれば、通常の通話(080や090)はできないと思っていた方がいいでしょう。

ちなみに圏外でなくても、Rakuten Link以外からの発信は通話料金がかかるので注意が必要です。

eSIM対応スマホを用意しよう

IIJmioと楽天モバイルを併用するには、デュアルSIM対応端末が必要です。

その中でもiPhoneなど、eSIMに対応したスマホを用意する必要があります。

もちろん両方物理SIM対応のデュアルSIMスロットのスマホでも大丈夫ですが、その場合はIIJmioのSIMタイプを物理SIMにする必要があります。その場合、料金が高くなってしまいます。

月額料金のメリットを最大限活かすにはeSIM対応スマホを用意しましょう。

eSIM対応スマホ
iPhoneであればXR以降のもの。
Androidは機種によって違うので確認が必要。特に発売元(キャリアなど)によって同じ端末でもスペックが違うので必ず確認しましょう。

昼の時間帯の速度の落ち込み

IIJmioはMVNOの中でもシェアが高く人気の回線ですが、平日昼間の時間帯(12時〜13時)や夕方に速度が出ない場合があります。

IIJmioのデータ通信をメインで利用する場合は、これらの速度の落ち込みが気になると思いますが、今回はバックアップ用の副回線です。特に気になるというタイミングは少ないのかもしれません。

こちらの記事でeSIMの速度についてレビューをしています。申し込み方法についても詳しく解説していますので一度確認してみてみましょう。

>>IIJmio:eSIM440円の実力は?申し込みから設定までをレビュー

楽天モバイルは物理SIMで

IIJmioをeSIMにするということは、基本的に楽天モバイルは物理SIMでの運用になります。

iPhone13以降であれば2つのeSIMを有効にすることが可能ですが、それ以前のデュアルSIM対応のiPhoneは物理SIM(nanoSIM)とeSIMそれぞれひとつずつでの運用となります。

Androidについては、メーカーや購入したキャリアによって仕様が異なるため、事前に確認することをお勧めします。最近はデュアルeSIM対応の端末も出ているので確認してみましょう。
特に同じ機種でも、発売しているキャリアによって仕様が異なるので注意が必要です。

2つのeSIMを有効に出来ない場合で、すでに楽天モバイルのeSIM回線をお持ちの方は物理SIMに変更する必要が出てきます。

楽天モバイルのeSIMから物理SIMに変更する方法については、こちらの記事で解説していますので、一度確認してみてください。

>>楽天モバイルのeSIMから物理SIMへの変更方法

楽天モバイル圏外回避方法まとめ

ということで、今回は楽天モバイル最強プランの圏外を回避する方法としてIIjmioのeSIMを利用するといった内容をご紹介しました。

楽天モバイルの最強プランは、繋がってこその最強であって、決して繋がるという部分が最強であるというわけではありません。
auとのローミング契約を強化したとしても、まだまだといった印象です。

しかし前述しているように、データ無制限や通話料無料は捨てがたいサービスです。特に気にならない方にはまさに最強といえるでしょう。

実は、筆者は楽天モバイルの最強プランにMNPを行って、7日目でNUROモバイルに再MNPしました。
結局解約したのかよ、と思われるかもしれませんが、メインで利用する場所(仕事場)で圏外になり、かかってきた電話も取れないとなってしまってはお手上げです。

その辺りの内容についてはこちらで詳しく説明しています。

>>楽天モバイル最強プランを利用した結果:MNP転出

筆者の場合は残念ながら転出しましたが、楽天モバイルの最強プランは繋がれば最強です。
お得なサービスも多いので、できるだけ利用した方がいいのかもしれませんね。

ちなみにIIJmioはスマホが安いです。詳しいキャンペーン内容は公式サイトを確認しましょう。

IIJmio公式サイト