レビュー内容 | UQモバイルと 楽天モバイル併用 |
プラン | UQ:トクトクプラン他 楽天:最強プラン |
月額料金 | UQ:990円〜3,278円 楽天:1.078円 |
メリット | 通信安定性・くりこし・通話無料 |
データ容量 | 合算で7GB〜 増量オプションⅡで+5GB |
キャンペーン | auPAY還元や 楽天ポイント獲得 |
UQモバイルと楽天モバイルの併用
楽天モバイルを契約中の方でMNPをお考えの方、或いはどちらか一方の回線をお持ちの方は併用という選択肢を検討した方がおトクになるかもしれません。
ここではUQモバイルと楽天モバイルによるデュアルSIM運用(併用)のメリットとデメリットを紹介します。
UQモバイルと楽天モバイルを併用することで、「高品質の回線を確保しながら通話無料を実現」することができます。
後半には現在楽天モバイル回線をお持ちでない場合の併用方法も紹介しています。
※本記事は2021年8月のものを2023年8月に一部編集して掲載しています。
※本ページはプロモーションが含まれています。
通話料無料等の特典がある楽天モバイルですが、残念ながらエリアに少し不安が残ります。auと同等のエリアと通信品質を確保することで通話料無料と安心を得ることができます。
auと同等の通信品質を利用できる他、残ったデータ容量は次月にくりこしされるので、ahamoやLINEMOに比べ効率よくデータ容量を利用できます。また、スマホの販売も行っており、比較的安価で購入できます。
- UQモバイルと楽天モバイル併用の実際の活用例を紹介。
- UQモバイルと楽天モバイルを併用した場合の最大のメリットは無料通話。
- UQモバイルの高い通信品質と楽天モバイルの無料通話でコスパ向上。
- 現在どちらの回線を持ってなくてもMNPと新規契約のキャッシュバックで超お得。
- 楽天モバイルで最新のiPhoneが購入できるというメリットも。
デュアルSIM(併用)運用についてはこちらの記事も役にたちます。こちらの記事も併せて確認してみましょう。
>>通信障害時用副回線のデュアルSIM(併用)おすすめ回線8選
UQモバイルと楽天モバイルの併用とは

今回ここで取り上げるのは、auの回線を利用しているUQモバイルと楽天モバイルです。
この2社を併用することで通信の信頼性確保と通話料金無料を実現し、お得に運用することが可能です。
楽天モバイルはauとローミング契約を強化しましたが、プラチナバンドといっても800MHz帯のみで、まだまだ弱い状況です。
一方UQモバイルは、au回線をそのまま利用しており、CA(キャリアアグリゲーション)を利用した高品質な回線を利用できます。
運用方法としては両方の回線を契約し、デュアルSIM対応端末、または2台持ちでの運用となります。
iPhoneの場合だとeSIMと物理SIMを併用(iPhone13以降はデュアルeSIM対応)、Androidの場合は同じくeSIMと物理SIM、または物理SIMのダブルスロット対応端末、もしくはデュアルeSIM対応端末で2回線併用が可能です。
デュアルSIM対応でない端末の場合は、基本的に2台持ちとなります。
UQモバイル以外の楽天モバイルとの併用が気になる方は、こちらの記事も参考にしてください。
>>IIJmioとのデュアルSIM運用(併用)で楽天モバイルの圏外を回避
UQモバイルと楽天モバイルの実際の併用環境

ここからは筆者が実際に運用しているUQモバイルと楽天モバイルの併用環境です。
あくまでも一例ですので、参考としてご確認ください。
- 端末はiPhoneSE(第2世代)
- 主回線はソフトバンクからUQモバイルのeSIMに変更(詳しくはこちらのUQモバイルのeSIMにMNPを参照)
- 副回線の楽天モバイル(契約中)はeSIMから物理SIMに変更(詳しくはこちらの楽天モバイルeSIMから物理SIMへの変更方法を参照)
- 電話をRakuten Linkで無料で利用

モバイルデータ通信・デフォルトの音声通信をUQモバイルに設定しています。

この様な感じですね。
現在は設定も完了し、実際にデータ通信はUQモバイル・電話は楽天モバイル(Rakuten Link)で運用しています。
筆者はUQモバイルをeSIMで利用したかったのでこのような形になっていますが、楽天モバイルをeSIM、UQモバイルを物理SIMでも利用できます。
ただiPhoneの場合は、両方をeSIMや物理SMにすることはできません。
※iPhone13以降のモデルはデュアルeSIM対応なので、両方のeSIMを有効にすることが可能です。
また、iPhoneの場合はiOS14.5以上の場合はAPNの設定が自動で行われますので、APN設定プロファイルの設定等は必要ありません。
ただしUQモバイルの場合は、iOSのバージョンが最新になっていてもAPN設定が必要な機種があります。詳しくは物理SIMをeSIMに変更する場合の注意点まとめ(iPhone版)をご確認ください。
Rakuten Linkでの通話

現在iPhoneにRakuten Linkアプリをインストールし利用しています。

楽天モバイルの電話番号にかかってきた電話はiPhoneの電話アプリで着信します。
注意しないといけないのは、iPhoneで着信した電話をそのまま履歴から折り返しかけるとUQモバイルからの発信となります。その場合は通話料金がかかってしまいます。
これで
ビジネスとプライベートに分けられるので便利ですよ。
楽天モバイルのメリット

まず、楽天モバイル無料回線の契約中のメリットは以下となります。
(今回はあくまでもサブ回線として利用する場合について記載しています)
- データ通信が3GBまでは1,078円
- 通話がかけ放題
- 楽天ポイントが+1倍
以上の3点になります。よくあげられている内容ですね。
まずは楽天モバイルから説明していきましょう。
3GBまでは1,078円
楽天モバイルを初めて契約した回線はデータ容量3GBまでは月額1,078円で利用できます。
旧プランであれば1GBまで0円で運用できていたのですが、最強プランになってからは、この金額がミニマム運営の金額となります。
基本的に楽天モバイルはサブ回線としての利用になるので、UQモバイル回線にトラブルがなければ、この金額での運用になります。
考え方によっては、バックアップ回線として3GB利用できる、またはどれだけ使っても3,278円以上にはならないというのは安心ではあります。
(UQにトラブルがあるということは、ローミングのau回線もアウトということになりますが。)
Rakuten Linkで無料通話

これで電話を無料でかけることが可能です。
ここが楽天モバイルをサブ回線として利用する最大の理由になります。
楽天ポイントが+1倍

あとは楽天市場で買い物をするとポイントが+1倍になります。地味だけどここも大きいですね。
UQモバイルのメリット
次に他社ではなくなぜUQモバイルなのかを確認していただけます。
- 通信の品質がauと同等
- MNPや新規契約でauPAY残高還元あり
- スマホも格安で購入できる
自宅セット割などの割引がある(ミニミニプラン・トクトクプランのみ)
こんなところですね。
au回線なので高品質

まずあげられる最大の理由が、通信の品質がauと同等ということです。
楽天モバイルもかなりエリアが広がってはいますし、auとのローミング契約も強化しましたが、正直微妙なところです。
ローミングによって人口カバー率が99%を超えましたが、自前でプラチナバンドを持っていない、ローミングが800MHzのみということもあり、まだまだ厳しいところです。
その点UQモバイルはauの回線をそのまま利用しているので人口カバー率も99.9%と、ほぼどこでも繋がります。
参考ページ
メイン回線はしっかりと品質を確保したいという理由だね。

確かにそうなんだけど、理由があるんだ。
併用の理由はくりこし
併用するのに何もUQモバイルでないとダメだということではありません。
通信品質だけで考えるのであれば、ahamoやpovo、LINEMOなどの新料金プランであっても問題はないと言えます。
しかし、残念なことにahamoやLINEMOには余ったデータの繰り越しがありません。

データ容量を有効に利用するには、繰り越し機能が条件になります。

auPAY還元とスマホ購入
あとのメリットは、SIMのMNPなら最大10,000円相当のauPay残高還元(2023年8月時点)が受けられます。それとスマホが格安で購入できます。
例えば、au認定の「au Certified」なら中古のiPhoneを安く購入できます。
Androidも3,000円台のスマホがあるのでauPayも含め、一度公式サイトを確認してみましょう。
ただ、UQモバイルで販売しているAndroidスマホは、デュアルSIMに対応していない可能性があるので注意が必要です。
この内容については後述していますので、そちらをご確認ください。
こちらから
自宅セット割などでさらに安く
「自宅セット割」や「auPAYカードお支払い割」を適用できる人はさらに安く契約することができます。
ただし、コミコミプランには割引は設定されておらず、対象はミニミニプランとトクトクプランになります。
例えばトクトクプランなら基本料金は3,465円ですが、割引が適用されると990円〜2,178円になります。


自宅セット割は、系列の光回線かホームルーターを利用するか、auでんきを契約すると適用されます。

自宅セット割の適用ができない場合は家族セット割が適用できます。
家族全員のスマホ料金が550円割引されます。ただし、割引対象はミニミニプランとトクトクプランのみです。コミコミプランはカウント対象にはなりますが、割引は適用されませんので注意が必要です。
以上の理由から、メイン回線はUQモバイルを利用するのがベストとしています。
まとめると以下のようになります。
- UQモバイルをメインにするメリットまとめ
- 通信品質の確保・くりこし・キャッシュバックがある・スマホが安価で購入できる。
楽天モバイルとUQモバイル併用のデメリット

メリットはざっくり言えば、通話かけ放題・通信品質の確保・キャッシュバックということになりました。
それでは楽天モバイルとUQモバイルを併用した場合のデメリットはどういったところになるのでしょう。
デメリットをあげてみます。
デメリット1:かける電話番号が変わってしまう
UQモバイルをメイン回線にした場合、楽天Linkを使って無料で電話をかける場合は楽天モバイルの電話番号になってしまいます。
この問題は、電話を多くかける方の場合は結構重要なデメリットになります。
相手に通知されるのが今まで見た事ない番号になるので、最初は面倒なやり取りが増える可能性がありますね。
ビジネスで利用されている場合はなおさらです。
メイン回線の電話番号でこの問題を解決する方法は「UQモバイルの通話オプションに入る」のひとつだけとなります。
UQモバイルの通話オプションは下記の通り3種類。

ただし、こうなってしまうと楽天モバイルの意義は殆ど無くなってしまいます。
あとは番号がふたつあるという利点をビジネスなどで活用するということくらいになりますね。
とは言いつつ、筆者はどうしても従来の電話番号でないといけない場合があるため、UQモバイル側は「最大60分定額」に加入しています。
デメリット2:デュアルSIM対応のスマホがない場合は2台持ちになる
この問題も比較的重要です。
SIMカードを2枚入れられるデュアルSIM対応スマホを持っている方や、普段から2台持ちに慣れている方にとっては問題ないと思います。
しかし、使っているスマホがデュアルSIMに対応していない場合は2台持ちになり、2台持ちに抵抗のある方には向いていないかもしれません。
よって、2台持ちが苦手な方で現在手持ちのスマホが対応していない場合の解決策は、スマホを新しくするしかありません。
デメリット3:UQモバイルでのデュアルSIM用スマホ購入は要注意
ただし、UQモバイルでデュアルSIM運用を前提としたAndroidスマホ購入は注意が必要です。
iPhoneは問題ないと思われますが、UQモバイルのスマホは一般的にデュアルSIMスロットで販売されているものが、シングルSIMスロットに変更されて販売されている場合があります。
例えばAndroidならOPPO A54 5Gは、通常版はデュアルSIMスロットですが、UQモバイル版はシングルSIMスロットに変更されています。
デュアルSIM運用を目的にUQモバイルでスマホを購入される場合は、この辺りを確認してご購入ください。
楽天モバイルとUQモバイルを併用した場合のデメリットはこのような感じです。特に電話の部分に関しては熟慮が必要ですね。
これは、すでに楽天モバイルをお持ちの方には必ず発生する問題点です。
UQモバイルからは便利なeSIMも提供されています。こちらの記事でeSIMでの申し込み方法を詳しく解説しています。
>>【UQモバイル】eSIMでのMNP(のりかえ)方法からiPhone利用まで

併用のメリットとデメリットはわかったわ。
でも、楽天モバイルと契約してない場合のベストな運用ってないの?

そうだね。実は楽天モバイルを契約していない人は、新たに契約することで利便性も特典もよくなるよ。

そうなの?

早速検証してみよう。
新たに楽天モバイルを契約する場合の併用方法
既に楽天モバイルを契約していて、UQモバイルと併用する場合の方法とメリット・デメリットは前述した通りです。
では、現在楽天モバイル と契約していない場合のベストな併用方法はどうなるのでしょう。
- すでに契約済みの楽天モバイル回線をそのままサブ回線に。
- メイン回線をUQモバイルに乗り換え(MNP)
- メイン回線を楽天モバイル回線に乗り換え(MNP)契約
- UQモバイルで新たに契約
ご覧のように新たに楽天モバイル で契約する場合は、メイン回線を楽天モバイルに乗り換え(MNP)すると最もメリットが多くなります。
- すでに無料回線を持っている場合とは違い、そのままの電話番号で無料通話できる。
- 楽天ポイントが貰える。
- 通話し放題を1,078円で運用ができる。

確かにメリットは多いね。

うん。電話番号もそのままでかけ放題として利用できるし、楽天モバイルの乗り換え(MNP)の特典をそのまま利用することができるからね。

なるほど。

通信品質と節約モードの利用でパケット消費なしをUQモバイルで。通話し放題を楽天モバイルで確保するんだよ。

これはかしこい選択かもね。

まとめ
楽天モバイルは旧プランであれば1GBまでが0円で運用できました。
今は最強プランに移行したのでミニマムでも1,078円必要になります。こうなると、楽天モバイルで併用するメリットは無さそうに感じますが、やはりポイントはRakutenLinkによる無料通話です。
UQモバイルのかけ放題プランが月額1,980円です。
一方楽天モバイルであれば、月額1,078円で済ませることが可能です。
その他にも楽天市場でのポイントアップなど、意外とメリットは多く存在します。
今回はベストな併用方法としてUQモバイルとの併用をご紹介しました。
どちらかの回線をお持ちの方は、併用という方法も検討されてみてはいかがでしょうか。
楽天モバイルの併用にはこんな利用方法もあります。興味のある方はこちらもご確認ください。
>>IIJmioとのデュアルSIM運用(併用)で楽天モバイルの圏外を回避
- 眠っている楽天モバイル回線との併用はUQモバイルがベスト
- UQモバイルは低速通信の「節約モード」があり、パケットが減りにくい。
- UQモバイルはauの高品質の回線を利用している。
- UQモバイルでのスマホ購入は安価。でもデュアルSIM対応かは要チェック。
- 楽天モバイル回線をもってなくても併用した方がお得。