レビュー内容 | UQモバイルと 楽天モバイル併用 |
プラン | くりこしプラン+5G Rakuten UN-LIMIT VI |
月額料金 | UQ:990円〜(応援割) 楽天:0円 |
メリット | 通信安定性・節約モード くりこし・通話無料 |
データ容量 | 合算で4GB〜 増量オプションⅡで+5GB |
キャンペーン | 新規契約でauPAYや 楽天ポイント獲得 |
UQモバイルと楽天モバイルの併用
楽天モバイルを契約中の方でMNPをお考えの方、或いはどちらか一方の回線をお持ちの方は併用という選択肢を検討した方がおトクになるかもしれません。
ここではUQモバイルと楽天モバイルによるデュアルSIM運用(併用)のメリットとデメリットを紹介します。
UQモバイルと楽天モバイルを併用することで、「高品質の回線を確保しながらデータ容量を減らさずに通話無料を実現」することができます。
後半には現在楽天モバイル回線をお持ちでない場合の併用方法も紹介しています。
併用を検討するならUQ応援割の内容を確認しておきましょう。
>>UQモバイルの学割は応援割に!月額990円〜で家族もお得に
- UQモバイルと楽天モバイル併用の実際の活用例を紹介。
- UQモバイルと楽天モバイルを併用した場合の最大のメリットは無料通話。
- UQモバイルの高い通信品質と楽天モバイルの無料通話でコスパ最強。
- 現在どちらの回線を持ってなくてもMNPと新規契約で更にお得。
- 楽天モバイルで最新のiPhoneが購入できるというメリットも。
UQモバイルと楽天モバイルの併用とは

今回ここで取り上げるのは、auの回線を利用しているUQモバイルと楽天モバイルです。
この2社を併用することで通信の信頼性確保と通話料金無料を実現し、お得に運用することが可能です。
運用方法としては両方の回線を契約し、デュアルSIM対応端末、または2台持ちでの運用となります。
iPhoneの場合だとeSIMと物理SIMを併用、Androidの場合は同じくeSIMと物理SIM、または物理SIMのダブルスロット対応端末で2回線の併用が可能です。
デュアルSIM対応でない端末の場合は、基本的に2台持ちとなります。
通話料無料等の特典がある楽天モバイルですが、残念ながらエリアに少し不安が残ります。auと同等のエリアと通信品質を確保することで通話料無料と安心を得ることができます。
UQモバイルでは「節約モード」が利用できます。データ無制限の節約モードを利用することでデータ容量を節約することが可能です。
また、残ったデータ容量は次月にくりこしされるので、普段は節約モード、必要な時に高速モードに切り替えることで余裕のある利用が可能です。
UQモバイル以外の楽天モバイルとの併用が気になる方は、こちらの記事を参考にしてください。
UQモバイルと楽天モバイルの実際の併用環境

ここからは筆者が実際に運用しているUQモバイルと楽天モバイルの併用環境です。
あくまでも一例ですので、参考としてご確認ください。
- 端末はiPhoneSE(第2世代)
- 主回線はソフトバンクからUQモバイルのeSIMに変更(詳しくはこちらのUQモバイルのeSIMにMNPを参照)
- 副回線の楽天モバイル(契約中)はeSIMから物理SIMに変更(詳しくはこちらの楽天モバイルeSIMから物理SIMへの変更方法を参照)
- 電話をRakuten Linkで無料で利用

モバイルデータ通信・デフォルトの音声通信をUQモバイルに設定しています。

この様な感じですね。
現在は設定も完了し、実際にデータ通信はUQモバイル・電話は楽天モバイル(Rakuten Link)で運用しています。
筆者はUQモバイルをeSIMで利用したかったのでこのような形になっていますが、楽天モバイルをeSIM、UQモバイルを物理SIMでも利用できます。
ただiPhoneの場合は、両方をeSIMや物理SMにすることはできません。
※iPhone13モデルはデュアルeSIM対応なので、両方のeSIMを有効にすることが可能です。
また、iPhoneの場合はiOS14.5以上の場合はAPNの設定が自動で行われますので、APN設定プロファイルの設定等は必要ありません。
ただしUQモバイルの場合は、iOSのバージョンが最新になっていてもAPN設定が必要な機種があります。詳しくは物理SIMをeSIMに変更する場合の注意点まとめ(iPhone版)をご確認ください。
Rakuten Linkでの通話

併用で気になるのが
現在iPhoneにRakuten Linkアプリをインストールし利用しています。

基本的に発信は
楽天モバイルの電話番号にかかってきた電話はiPhoneの電話アプリで着信します。
注意しないといけないのは、iPhoneで着信した電話をそのまま履歴から折り返しかけるとUQモバイルからん発信となります。その場合は通話料金がかかってしまうことです。
折り返し発信で無料通話を行う場合は、下記の方法で発信しましょう。




これで

ビジネスとプライベートに分けられるので便利ですよ。
楽天モバイルのメリット

まず、楽天モバイル無料回線の契約中継続されるメリットは以下となります。
(今回はあくまでもサブ回線として利用する場合について記載しています)
- データ通信が1GBまでは0円
- 通話がかけ放題
- 楽天ポイントが+1倍
- 楽天ひかりが1年間無料
以上の3点になります。
よくあげられている内容ですね。
まずは楽天モバイルから説明していきましょう。
1GBまでは0円

楽天モバイルを初めて契約した回線はデータ容量1GBまでは月額0円で利用できます。
2回線目や過去に一度契約している方はは0円にならないので要注意です。
Rakuten Linkで無料通話

これで電話を無料でかけることが可能です。
ここが楽天モバイルをサブ回線として利用する最大の理由になります。
楽天ポイントが+1倍

あとは楽天市場で買い物をするとポイントが+1倍になります。地味だけどここも大きいですね。
楽天ひかりが1年間無料!
楽天モバイル加入中は、楽天ひかりが1年間無料で利用できるんですね。これはかなりおトクです。
更に楽天ポイント+1倍なので、回線をお持ちの方は検討した方がいいかもしれません。
これから楽天モバイルを契約される方は現在のキャンペーンを確認しておきましょう。
UQモバイルのメリット
他社ではなくなぜUQモバイルなのかを確認していただけます。
こんなところですね。
au回線なので高品質

まずあげられる最大の理由が、通信の品質がauと同等ということです。
楽天モバイルもかなりエリアが広がってはいますが正直微妙なところです。
人口カバー率が96%を超えましたが、プラチナバンドを持っていないということもあり、地下や建物奥では厳しいところです。
その点UQモバイルはauの回線をそのまま利用しているので人口カバー率も99.9%と、ほぼどこでも繋がります。
参考ページ

メイン回線はしっかりと品質を確保したいという理由だね。

確かにそうなんだけど、理由があるんだ。
併用の理由は節約モード
節約モードはUQモバイルの低速通信サービスで、ポータルアプリで「高速モード」と「節約モード」が選択できます。
この節約モードは最大1Mbps(プランM/L)で利用可能で、Web閲覧やLINE、動画再生までの殆どをあまりストレスを感じることなく利用できます。
ユーザーの評価も「パケットが減らない」とかなり高く、人気のサービスです。
ユーザー評価はこちらに詳しく記載しています。
>>【UQモバイル・マイネオ・donedone】低速サービス3社まとめ

しかも、節約モードはデータ使用量に制限がないんです。
実質無制限ですね。
auPAY還元とスマホ購入
あとのメリットは、SIMのみなら最大15,000円相当のauPay残高還元(現在増額中)が受けられます。それとスマホが格安で購入できます。
例えば、au認定の「au Certified」なら中古のiPhoneを安く購入できます。
Androidも550円スマホがあるのでauPayも含め、一度公式サイトを確認してみましょう。
ただ、UQモバイルで販売しているAndroidスマホはデュアルSIMに対応していません。
この内容については後述していますので、そちらをご確認ください。
こちらから
UQ応援割や自宅セット割でさらに安く
UQ応援割を適用できる人はさらに安く契約することができます。
例えばくりこしプランM+5Gなら、12ヶ月間20GBを月額990円で運用できます。
UQ応援割の適用ができない場合は、自宅セット割があります。こちらはauでんきか、指定のインターネットサービスを契約することで、契約期間中ずっと割引が適用されます。
以上の理由から、メイン回線はUQモバイルを利用するのがベストとしています。
まとめると以下のようになります。
- UQモバイルをメインにするメリットまとめ
- 通信品質の確保・くりこしプラン・低速でもストレスなく利用できてパケットが減りにくい・キャッシュバックがある・スマホ購入でも安価で購入できる。
生の声を確認したい方はUQモバイルの口コミや評判は?プランや特徴をユーザーの声から徹底検証を参考にして下さい。
楽天モバイルとUQモバイル併用のデメリット

メリットはざっくり言えば、通話かけ放題・通信品質の確保・節約モードでパケット消費軽減ということになりました。
それでは楽天モバイルとUQモバイルを併用した場合のデメリットはどういったところになるのでしょう。
デメリットをあげてみます。
デメリット1:かける電話番号が変わってしまう
UQモバイルをメイン回線にした場合、楽天Linkを使って無料で電話をかける場合は楽天モバイルの電話番号になってしまいます。
この問題は、電話を多くかける方の場合は結構重要なデメリットになります。
相手に通知されるのが今まで見た事ない番号になるので、最初は面倒なやり取りが増える可能性がありますね。
ビジネスで利用されている場合はなおさらです。
メイン回線の電話番号でこの問題を解決する方法は「UQモバイルの通話オプションに入る」のひとつだけとなります。
UQモバイルの通話オプションは下記の通り3種類。

60分定額

10分かけ放題

かけ放題
ただし、こうなってしまうと楽天モバイルの意義は殆ど無くなってしまいます。
あとは番号がふたつあるという利点をビジネスなどで活用するということくらいになりますね。
とは言いつつ、筆者はどうしても従来の電話番号でないといけない場合があるため、UQモバイル側は「最大60分定額」に加入しています。
デメリット2:デュアルSIM対応のスマホがない場合は2台持ちになる
この問題も比較的重要です。
SIMカードを2枚入れられるデュアルSIM対応スマホを持っている方や、普段から2台持ちに慣れている方にとっては問題ないと思います。
しかし、使っているスマホがデュアルSIMに対応していない場合は2台持ちになり、2台持ちに抵抗のある方には向いていないかもしれません。
よって、2台持ちが苦手な方で現在手持ちのスマホが対応していない場合の解決策は、スマホを新しくするしかありません。
デメリット3:UQモバイルでのデュアルSIM用スマホ購入は要注意
ただし、UQモバイルでデュアルSIM運用を前提としたAndroidスマホ購入は注意が必要です。
iPhoneは問題ないと思われますが(片方がeSIMになるので)、UQモバイルのスマホは通常デュアルSIMスロットで販売されているものが、シングルSIMスロットに変更されて販売されている場合があります。
例えばAndroidならOPPO A54 5Gは、通常版はデュアルSIMスロットですが、UQモバイル版はシングルSIMスロットに変更されています。
デュアルSIM運用を目的にUQモバイルでスマホを購入される場合は、この辺りを確認してご購入ください。
楽天モバイルとUQモバイルを併用した場合のデメリットはこのような感じです。
特に電話の部分に関しては熟慮が必要ですね。
これは、すでに楽天モバイルをお持ちの方には必ず発生する問題点です。
UQモバイルからは便利なeSIMも提供されています。こちらの記事でeSIMでの申し込み方法を詳しく解説しています。
>>【UQモバイル】eSIMでのMNP(のりかえ)方法からiPhone利用まで
デメリット4:楽天モバイルの1GBは実質使えない
すでにご存知の通り、楽天モバイルは1GBまでは無料で利用できます。
よく併用記事で1GBまで余分に利用できるとありますが、正直利用しない方がいいと言えます。
なぜかというと、一般的なプランでは契約したデータ量を超過すると制限がかかり、低速での利用になります。ここでデータ量が超えたことを認識することが多いですね。
ところが楽天モバイルの場合、1GBを超過してもそのまま高速通信が可能です。
もうおわかりかと思いますが、1GBを超過するとそのまま次の料金が発生するということです。

楽天モバイルの1GB利用するためにモバイルデータ通信を切り替えてそのまま忘れてしまうということにもなりかねません。
また、利用していなくてもモバイルデータ通信を楽天モバイルに設定していると、バックグラウンドで通信してしまい1GBを超える可能性もあります。
ただ、Androidの場合は使用データ量の制限をかけられる機種もありますので、その場合は設定して利用するのもありです。
その場合はスマホとキャリア側のデータ利用量に差異が出る可能性があるため、800MB程度に設定するのが望ましいですね。
因みにiPhoneではこの設定はありませんので、利用は控えた方がいいかもしれません。

併用のメリットとデメリットはわかったわ。
でも、楽天モバイルと契約してない場合のベストな運用ってないの?

そうだね。実は楽天モバイルを契約していない人は、新たに契約することで利便性も特典もよくなるよ。

そうなの?

早速検証してみよう。
新たに楽天モバイルを契約する場合の併用方法
既に楽天モバイルを契約していて、UQモバイルと併用する場合の方法とメリット・デメリットは前述した通りです。
では、現在楽天モバイル と契約していない場合のベストな併用方法はどうなるのでしょう。
- すでに契約済みの楽天モバイル回線をそのままサブ回線に。
- メイン回線をUQモバイルに乗り換え(MNP)
- メイン回線を楽天モバイル回線に乗り換え(MNP)契約
- UQモバイルで新たに契約
ご覧のように新たに楽天モバイル で契約する場合は、メイン回線を楽天モバイルに乗り換え(MNP)すると最もメリットが多くなります。
- すでに無料回線を持っている場合とは違い、そのままの電話番号で無料通話できる。
- 楽天ポイント(MNPで25,000ポイント)が貰える。
- その後は1GBまで0円運用ができる。

確かにメリットは多いね。

うん。電話番号もそのままでかけ放題として利用できるし、楽天モバイルの乗り換え(MNP)の特典をそのまま利用することができるからね。

なるほど。

通信品質と節約モードの利用でパケット消費なしをUQモバイルで。通話し放題を楽天モバイルで確保するんだよ。

これはかしこい選択かもね。

楽天モバイルの通話品質に不安がある方は、メイン回線をUQモバイル、サブ回線を楽天モバイルにすることをお勧めします。
まとめ
無料期間が終わって放置してしまったり、1GBまで無料の楽天モバイル回線を無視するのはもったいないですね。
今回はベストな併用方法としてUQモバイルとの併用をご紹介しました。
巷ではよく「IIJmio」などの他のMVNOとの併用が挙げられていますが、ここではUQモバイルとの併用がベストとしています。
なぜUQモバイルなのか。答えは通信品質。
IIJmioなど他のMVNOは月額料金は更に安くできる可能性はありますが、昼間の通信速度が著しく落ちるなど、若干の制限(ストレス)があります。せっかく安くまとめてもこれではあまり意味がないですね。
一方UQモバイルは、au回線をそのまま利用しているため繋がらない・速度が遅いといったことは殆どありません。
あとは「節約モード」の存在です。
前述していますが、UQモバイルの節約モードは「パケットが減らない」ととても評判がいいんですね。
「高品質の回線を確保しながらデータ容量を減らさずに通話無料を実現する」
それにはUQモバイルとの併用がもっとも相性がよいでしょう。
楽天モバイル併用での隠れたメリット
実は楽天モバイルとの併用は、最新のiPhoneが購入できるという隠れたメリットがあります。
UQモバイルでもiPhoneは販売されていますが、iPhoneの種類は限られています。
もちろんauでも端末のみの購入ができますが、iPhoneに限っては楽天モバイルの方が安く設定されていることが多いんです。
楽天モバイルを併用で用意する場合はiPhoneの購入も検討してみてもいいかもしれません。
購入先の選択肢が増えるというのもメリットの一つです。
他に検討するなら?
楽天モバイルとの併用はその特性から数多くの回線が併用可能です。
通信品質を落としたくない、限りなく安くしたいなど、併用する目的によって選択する回線が変わってきます。
どういう目的で併用するのかをはっきりさせた上で回線を選択するのがいいでしょう。
こちらの記事で他の併用おすすめ回線をまとめています。他が気になった方はこちらをご確認ください。
デュアルSIM化することでもう1回線増えるケースが多いと思います。公式サイトを確認してキャンペーンやプラン、スマホの価格を調べてみておトクに併用しましょう。
UQモバイル 公式サイト
楽天モバイル 公式サイト
- 眠っている楽天モバイル回線との併用はUQモバイルがベスト
- UQモバイルは低速通信の「節約モード」があり、パケットが減りにくい。
- UQモバイルはauの高品質の回線を利用している。
- UQモバイルでのスマホ購入は安価。でもデュアルSIM対応かは要チェック。
- 楽天モバイル回線をもってなくても併用した方がお得。