
記事内容 | 低速通信3社まとめ |
各プラン | 【UQモバイル】 くりこしプラン+5G 【mineo】 パケット放題Plus マイそく 【donedone】 ベーシックUプラン カスタムUプラン |
月額料金 | 【UQモバイル】1,628円〜 【mineo】990円〜 【donedone】2,728円〜 |
通信速度 | 【UQモバイル】 300Kbps・1Mbps 【mineo】 1.5Mbps・3Mbps 【donedone】 1Mbps・3Mbps |
低速通信サービス3社まとめ
大手キャリアが5Gを展開し、高速通信を強力に推し進めるなか、MVNOは低速通信でユーザーの棲み分けを行い、新たな価値を見出そうと動き始めています。
今回は、そんな低速通信サービスを展開するMVNO3社のサービスをまとめてみました。
果たして低速通信サービスとはどんなサービスなのか。
普段の利用に不具合は無いのか。
各社の低速通信サービスを確認し、今後の運用を考えてみましょう。

今回は格安SIMが提供している低速通信サービスについて書いてみるよ。

あ、マイネオであったわね。

そう。パケット放題Plusね。

あれは評判よかったみたいね。

そうなんだよ。実は最近そのmineoから新しいプランが出たんだ。

へー。最近低速通信サービスが多いね。

やはり他のサービスとの差別化からだね

低速通信って需要あるの?

潜在的には結構あるんじゃないかな。

少し気になってきたわ

そんな各社が展開している低速通信(1Mbps以上)についてまとめてみるよ。
- 満足度の高い1Mbps以上の低速通信サービス
- 各社の料金
- 各サービスの評判
- 低速通信サービスの使い道
各社の低速通信(1Mbps以上)
今回はユーザーの満足度の高い、最大1Mbps以上の速度のものを対象としています。
その中でも低速通信への切り替えが可能なもの、低速通信のみのものに絞って取り上げています。
各社の低速通信(1Mbps以上)のサービスは以下の通りです。

低速通信に切り替えができるのは3社だね。

donedoneとマイそくは切り替えじゃないけど。

細かいわね。
mineoとdonedoneとUQモバイルね。

そうだね。これ以外のサービスはデータを最後まで消費した時だからね。

確かに。

それでは各社のサービスを確認しよう
UQモバイル:節約モード
UQモバイルの節約モードは最大300Kbpsと1Mbpsの2種類に分かれます。
最大1Mbpsのサービスを受けるには特定のプランに加入する必要があるので注意が必要ですね。
プラン | データ容量 | 低速最大速度 | 月額料金 |
---|---|---|---|
くりこしプランS+5G | 3GB | 300Kbps | 1,628円 |
くりこしプランM+5G | 15GB | 1Mbps | 2,728円 |
くりこしプランL+5G | 25GB | 1Mbps | 3,828円 |
UQモバイルから月額料金がかなりお得になる「応援割」がリリースされています。こちらの記事で詳しく解説していますので、節約モードが気になる方はこちらもチェックしましょう。
>>UQモバイルの学割は応援割に!月額990円〜で家族もお得に

正直、低速通信の場合は300Kbpsでは少しキツイかな。

以前使ってたのよね。

うん。他社で200KbpsとUQモバイルで1Mbpsで使ったよ。

どうだったの?

200Kbpsはバースト機能(通信の始めのみ高速通信)があったんだけど、音楽は問題ないけど動画は厳しかったね。

1Mbpsは?

1Mbpsだと高画質じゃなければ問題なかったよ。
ただ、以前はバースト機能が実装されていたけど、今は廃止されているんだ。

そうなんだ。

うん。今は廃止されているから古いネット記事を参考にするときは注意してね。

なるほど。
現在提供されている「くりこしプラン+5G」ではバースト機能は廃止されています。
UQモバイルのバースト機能廃止はこちらのレビュー記事で詳しく解説しています。
節約モードでパケット節約

パケット減らないって!

そうだね。
低速モードだと契約しているプランのデータ容量が減らないからね。

低速でもこれだけ満足できるならいいよね。

しかも高速通信だと3日で6GBの制限があるけど、節約モードには適用されないんだ。

そうなんだ!もう実質無制限だね!
UQモバイルの節約モードはくりこしプランM/L+5Gだと最大1Mbpsです。
ほとんどのアプリは節約モードで利用できるので、なかなかパケットが減らないと好評です。実際筆者も15GBで契約していますが、毎月くりこし分の利用で月が終わってしまいます。
※くりこしプラン+5Gでのバースト機能についてはこちらの記事をご確認ください。
UQモバイルの低速サービスである節約モードは、ユーザー満足度がかなり高いといえます。
UQモバイルは楽天モバイルとの併用に最適です。併用についても確認してみましょう。
>>楽天モバイルとUQモバイルの併用がベスト!メリットとデメリットは?
こちらの記事では、UQモバイルのユーザーの口コミや評判を紹介しています。意外に知られていないデメリットも公開していますので是非確認してみてください。
>>UQモバイルの口コミや評判は?プランや特徴をユーザーの声から徹底検証
mineo(マイネオ):パケット放題Plus

次はmineo(マイネオ)のパケット放題Plusです。
先行して提供していたパケット放題の進化版となり、低速モードで500Kbpsだった従来のものから、1.5Mbpsと3倍の速度アップとなりました。
パケット放題Plusのサービス内容や料金についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
>>【マイネオ】mineoが通信速度最大1.5Mbpsの「パケット放題 Plus」とは?

もうここでは何度か取り上げたね。

そうだね。お陰様でここを見に来てくれる人も多いよ。

「詳しくはここ見てね」って不親切ね。

あ、じゃあ、概要は書きますね。
マイネオ(mineo)のパケット放題Plusは単体でのプランではなく、基本プランに付帯するオプションとなります。
従って、基本プランを選択したうえでの利用となります。

● Dプランの場合、本サービスをご契約いただくと3G(FOMA)通信がご利用いただけなくなります。● Dプランの場合、シングルタイプSMS機能有りではご利用いただけません。●金額はすべて消費税込みです。
月額料金は上記の基本料金に下記のオプション料金(385円:税込)が必要になります。
現在はキャンペーンで2ヶ月無料になっています。
※10GB以上のプランは無料です。

低速用のミニマム運用だとシングルタイプの1GBコースになるね。

ということは・・・
880円+385円で1,265円ね!

そうなるね。
もちろん通常の運用として高速データ容量もしっかり押さえて、メインとして利用するのもいいね。

その場合でも確か10GB以上はパケット放題Plusは無料になるから、デュアルタイプの20GBで2,178円か。安いね!

ところでパケット放題Plusにはバースト転送はついてるの?

もともとマイネオ(mineo)には低速時のバースト転送はついてるんだよ。
初速が高速なので低速時もストレスなく利用できるね。

なにか注意する点はないの?

ひとつあげるとしたら、3日で10GBの制限があることかな。

帯域制限がかかるのね。

YouTubeなどの動画だったら15時間くらいだから1日5時間だね。

まぁ、外で5時間Wi-Fi繋げずに動画観ることってあまりないけどね。

とにかく、他の記事にユーザーの評判も記載してるから見てみてね。

結局それか。
マイネオ(mineo)の公式サイトはこちら
mineo公式ページ
実際に利用してスピードテストや使用感をこちらの記事(実際に使用したレビュー)から確認できます。
気になる方は一度チェックしてみてください。
あと、1.5Mbpsと3Mbpsの低速通信のみの「マイそく」も新しく提供開始となりました。
マイそくに関する記事も確認しましょう。
>>mineo(マイネオ)の「マイそく」とは?メリットと注意点まとめ
mineo(マイネオ):マイそく
2022年3月にmineoから新しく「マイそく」が提供開始となりました。
マイそくは、mineo初の低速通信のみのサービスで、スタンダード(1.5Mbps)とプレミアム(3Mbps)の2種類のコースになっています。
特徴としては、混雑する昼間の時間帯(12時〜13時)に速度制限(32Kbps)を行うことで、データ無制限、低価格を実現しているところです。
マイそくの月額料金
マイそくは通信速度の違いによって2種類のコースがあります。
コース | 通信速度 | 月額料金 |
---|---|---|
スタンダード | 最大1.5Mbps | 990円 |
プレミアム | 最大3Mbps | 2,200円 |
マイそくについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
できることや注意点などはこちらで確認しましょう。
>>mineo(マイネオ)の「マイそく」とは?メリットと注意点まとめ
donedone
最後はBIGLOBEの新ブランド「donedone」です。
低速データ通信では最後発となり、マイネオ(mineo)のパケット放題Plusの1ヶ月後の7月1日にリリースされました。
サービス名の由来である「ドネーション」とは寄付を意味し、「教育」「健康」「海洋」「環境」「医療」の中から、ユーザーが選んだ領域に対し月額50円が寄付されます。
プランの中に高速データ通信が含まれておらず、低速データ通信のみという異色のサービスです。
その中でも特筆すべき点が通信速度。
UQモバイル・マイネオがそれぞれ最大1Mbps・1.5Mbpsというスペックに対して、donedoneは最大3Mbps(プランによっては1Mbps)と、それらの2〜3倍の速度を誇ります。
明確な分類があるわけではないですが、もはや「中速」といってもいいかもしれません。
そんな「中速」サービス、donedoneを確認してみましょう。

これはまた評価しにくいサービスが出てきたね。

高速データ通信がプランに無いの?

そうなんだ。
ちょっと異色とも言えるサービスで、donedoneは最大3Mbpsと1Mpbsの2種類の速度のみなんだよ。

プランによって速度が違うの?

気になるよね。
それでは早速プランを見てみよう。
月額料金

ベーシックUプランは、最大3Mbpsの速度で50GBまでのデータ容量です。
最大3Mbpsという中速スピードで利用できるので、YouTubeの動画もHD720pの高画質で視聴が可能です。
50GBのデータ容量を超過した場合は、最大1Mbpsまでに制限がかかります。

カスタムUプランは、最大1Mbpsの通信速度で50GBまでのデータ容量です。
最大1Mbpsですが、ユーザーが選択したアプリのデータ通信の速度には制限がかかりません。(混雑時の制限はあり)
現在(7月7日)では4ジャンル10アプリが対象になっており、3つの指定アプリを任意に入れ替えることが可能です。
SNSや動画視聴をされる方に最適といえます。
SNS | LINE・Instagram・Facebook |
動画 | Youtube・ABEMA・TikTok・TELASA |
音楽 | Spotify・Amazon Music |
ゲーム | モンスターストライク |

音声プランはこんな感じだよ。

50GBまでなのね。

そうだね。UQモバイルやマイネオのパケット放題Plusはデータ容量に制限はなかったね。

カスタムUプランは意外といいかも。

いつも利用するアプリって大体決まってるからね。
この日はYoutube、この日はAmazon Musicといった感じでアプリを任意に変更できるのもいいね。

だけど、もう少し料金が安ければなって思うね。

うん。高画質で動画を見続けるとあっという間に50GBまでいってしまうから、料金面かデータ容量にもう一声欲しいところだね。

でも、制限かかっても1Mbpsは出るんでしょ?

そうだね。そうなるとUQモバイルの節約モードと同じだね。

だったら意外と問題ないかもよ。

もう少し利用者が増えたら評価も調べてみるよ。

エントリープランは最大128Kbpsで利用できるデータ通信専用プランです。
なんと料金は0円。
お試しクーポンを使って、ベーシックプランやカスタムプランの速度を14日間3GBまで利用することができます。
期間が終了しても128Kbpsで利用することができ、今後はチケットでデータ容量を販売する予定。
いざという時の2枚目のSIMとして、手元に置いておくのもいいかもしれません。

いわゆる「0SIM」だね。

0円だからね。
お試しで利用できるのはわかるけど、その後って持ってる意味あるの?

基本的には128Kbpsで利用できるってあるけど、通話もできないから用途は限られるね。

何に使うの?

そのままの速度ならIoT機器なんかに利用できるかもね。

なるほど。

あとは、今後チケット制でデータ容量の販売も予定しているみたいだから、BIGLOBEとしてはそっちを狙いたいところだろうね。

使いたい時だけ払うってことね。

そうだね。普段は必要ないけど、どうしても別にデータ通信が必要になるって時にね。

まぁ、持ってても損はないけど。。。
忘れてしまいそうだわ。

そこはちゃんと管理してね。
donedoneについてはこちらの記事でも詳しく書いています。キャンペーンについても書いていますので是非確認してみてください。
>>BIGLOBEのdonedoneってどうなの?評判とデメリット
まとめ
今回は低速通信が選択できる3社のサービスをまとめてみました。
BIGLOBEの「donedone」とmineoの「マイそく」は選択するもなにも低速のみですが。
各サービスごとに特徴があり甲乙つけることは出来ませんが、利用者のニーズにあったものを選ばれるといいかもしれません。
例えば、メイン回線で通勤や通学でサブスクの音楽や動画を聞き流したい。でも、特に画質にはこだわらないよという方はUQモバイルやマイネオのプランがいいでしょう。
やっぱり高画質で動画は視聴したい。TikTokもサクッと見たい。けど、普段利用の速度はそんなに気にしないという方はdonedoneやマイそく(3Mbps)も選択肢に入るかもしれません。
低速通信サービスに迷った時は普段の利用内容から選んでくださいね。
大手キャリアが5Gの超高速通信で凌ぎを削る一方、低速通信で新たな層を掘り起こそうとするMVNO勢。
今後の低速通信競争も激しくなりそうです。
ひょっとしたら、これからは中速競争に移るかもしれませんね。
- MVNO勢で低速通信の動きが活発化。
- UQモバイルは最大1Mbpsなら制限なしで2,728円から。
- マイネオ(mineo)は3日10GB制限で最大1.5Mbpsで1,265円から。
- BIGLOBEのdonedoneは1〜3Mbps・50GBまでで2,728円から。
- UQモバイルは節約モードのバースト機能が廃止。
- マイネオはバースト機能実装。
- 利用する目的に合わせてサービスを選びましょう。