サービス名 | マイそく |
コース | スタンダード プレミアム |
月額料金 | 990円 2,200円 |
通信速度 | 1.5Mbps 3Mbps |
データ容量 | 無制限 |
通信制限 | 月〜金12時〜13時 3日10GB |
中低速無制限のmineo「マイそく」
mineoから中低速でデータ無制限の「マイそく」が誕生しました。
通信速度を1.5Mbpsと3Mbpsに抑え、月曜日〜金曜日(祝日含む)の昼間の時間帯を制限することでデータ無制限を実現した少しニッチなサービスです。
昼間は利用しない・Wi-Fi環境下にいるなど、昼間の混雑する時間帯にモバイル通信を利用しない方には便利なサービスです。
低速通信(1.5Mbps・3Mbps)でデータ無制限・通話可能を低価格で実現した新しいサービスです。ただし、昼間の混雑する時間帯(月〜金12時〜13時)の速度を大幅に制限しています。
昼間の混雑する時間帯(月〜金12時〜13時)は32Kbpsに速度が制限されます。また、3日で10GBを超過した場合においても同じく32Kbpsに制限されます。
1.5Mbpsあれば、通常のアプリやwebサイトはストレスなく利用できます。Youtubeなどの動画や他のストリーミングサービスも問題なく利用できます。

マイそく?

そう。mineo(マイネオ)から新しいサービスとして提供開始されたんだ。

へー。どんなサービスなのかしら。

今回はmineo(マイネオ)の「マイそく」について解説するね。
この記事でわかること
mineo(マイネオ)のマイそくについて料金や速度について詳しく解説しています。パケット放題Plusとの違いや、どんな人に向いてるのかもこの記事でわかります。
mineo(マイネオ)の「マイそく」とは?
マイそくとは、最大1.5Mbpsと最大3Mbpsとふたつの通信速度から選べる低速通信サービスです。
低速通信および月曜〜金曜(祝日含む)の昼間(12時〜13時)の通信を制限することで、低価格とデータ無制限を実現し通話も可能となっています。
大手通信キャリアを中心に5Gの高速通信がエリアを拡大し利用者も増える中、敢えて実用可能な低速通信で構成したmineo(マイネオ)の新しいサービスです。

あれ?最大1.5Mbpsってなんか聞いたことあるわね。

パケット放題Plusが1.5Mbpsだよ。

そっか。同じ速度じゃない。
なにが違うの?

確かにそうだね。
でもパケット放題Plusとは少し違うんだよ。
昼間の混雑時は通信速度制限される
マイそくは低速通信で利用することでデータ無制限を実現していますが、その他に月曜〜金曜(祝日含む)の昼間(12時~13時)の通信を制限しています。


マジか。

うん。昼間にモバイル通信をするユーザーには向かないね。

Wi-Fiなら大丈夫なの?

そうだよ。モバイル通信じゃなければ大丈夫。

普段の利用方法によるってことか。
マイそくは全体の空き領域を利用することでデータ無制限を実現しています。そのため、空き領域のない昼間の混雑する時間帯(12時~13時)は通信を制限することになります。
昼間の通信が32Kbpsなので、その時間はLINE等のテキストくらいしか利用できないと考えていいでしょう。
注意しなければいけないのは、平日ではなく月曜日〜金曜日ということで祝日が含まれるところです。
どうしても高速通信が必要な場合は、24時間高速通信が利用できるオプションも用意されています。こちらは後述します。
マイそくの月額料金は990円〜
マイそくは、最大1.5Mbpsに加え、最大3Mbpsを選択することが可能です。
一方、すでに提供されているパケット放題Plusは最大1.5Mbpsで提供されています。
比較されやすいマイそくの料金と、マイピタ+パケット放題Plusの料金を確認しておきましょう。
Aタイプ・Dタイプ・Sタイプ | |||
プラン | コース | デュアルタイプ | シングルタイプ |
マイピタ | 1GB | 1,298円(1,683円) | 880円(1,265円) |
5GB | 1,518円(1,903円) | 1,265円(1,650円) | |
10GB | 1,958円(1,958円) | 1,705円(1,705円) | |
20GB | 2,178円(2,178円) | 1,925円(1,925円) | |
マイそく | スタンダード | 990円 | |
プレミアム | 2,200円 |
()内はパケット放題Plus(385円)を加算した金額です。マイそくのスタンダードは最大1.5Mbps、プレミアムは3Mbpsです。
パケット放題Plusは基本プランのオプションとして提供されていますが、マイそくはひとつのプランとして提供されています。
同じ1.5Mbpsのパケット放題Plusについてはこちらの記事で詳しくレビューしています。興味のある方は参考にしてください。
>>マイネオ(mineo)のパケット放題Plus。実際のレビューと評判

なるほど。

パケット放題Plusはあくまでもオプションだから、それ以外に基本プランの料金が必要になるからね。

っていうか、マイそく安くない?

シングルタイプの最安構成でも275円安いね。
デュアルタイプの1GB+パケット放題Plusよりも693円安いよ。

だったらそっちの方がいいじゃない。

でも昼間は速度制限されてるし高速通信もないよ。

あ、そっか。
マイそく安いですね。
確かにパケット放題Plusの最安構成と比較すると安いのですが、パケット放題Plusにはある高速通信が利用できません。
従って、ユーザーの利用方法によってはそれが必ずしも安いという訳ではありません。
公式サイトでも確認してみましょう。
速度制限時は32Kbps
マイそくには3日で10GBの速度制限があります。データ無制限ではありますが、3日間のデータ量には注意が必要です。
制限された場合は通常の制限速度(200Kbps)ではなく、32Kbpsとなるのでここも要注意です。
制限は翌日に実施され、翌々日の朝に解除されます。1日我慢ですね。
2日間で7GB利用された場合はメールが届きます。
速度制限 | 月曜日〜金曜日(祝日含む)の12時〜13時 3日で10GB超過時 |
制限時の速度 | 32Kbps |
制限実施 | 翌日〜 |
制限解除 | 翌々日の朝 |

調子に乗って使いすぎると痛い目にあうね。

まぁ、使いすぎないことだよ。

電話はできるの?

電話は利用できるので安心してね。
LINE等のテキストデータ(画像や動画以外)は利用できる範囲ですが、できれば制限にかからないように利用した方がいいですね。
マイそく「24時間使い放題」オプション
先に触れましたが、マイそくには24時間高速通信を利用できるオプションが用意されています。
どうしても高速通信が必要な場合は、こちらを利用することができます。
24時間使い放題の申し込み方法は?
mineoアプリもしくはマイページから申し込めます。
利用時の通信速度は?
mineoの通常の高速通信が利用できます。
24時間使い放題の料金は?
1回330円(24時間)です。
24時間使い放題の速度制限は?
3日で10GBの制限はありません。24時間は無制限で利用できます。
基本的に申し込んでから数分で利用でき、残り時間はmineoアプリやマイページで確認できます。
24時間使い放題には速度制限はないので思いっきり利用できますね。
バースト転送は実装
マイそくでもパケット放題Plus同様、バースト転送が実装されています。
バースト転送とは、初速のみ高速通信を行うことでその後の読み込みをスムーズにする機能です。
バースト転送があると、低速におけるストレスがかなり軽減されます。
パケット放題Plus(最大1.5Mbps)時のスピードテストを確認してもらえると参考になります。
マイそくでゆずるね。フリータンクは利用できる?
マイそくではゆずるね。の利用はできません。
よって夜間フリーやプレミアム1DAYパスも利用できません。
フリータンクは利用できますが、引き出したパケットは自身で利用することはできないのであまり意味がないですね。
ゆずるね。についてはこちら(mineo(マイネオ)の「ゆずるね。」とは?)、フリータンクについてはこちら(マイネオ(mineo)のフリータンクって何?)の記事で詳しく解説しています。

夜間フリーが利用できるかと思ったけど流石に無理か。
適用はいつから?申し込み方法は?
それでは気になるマイそくは、申し込んでからの適用はいつからになるのでしょう。
mineo(マイネオ)を新規契約する方
新規でmineo(マイネオ)を申し込まれた方は、そのまま適用となります。
新規契約手続き中に表示される「通信速度コースから選ぶ」から速度を選択することで申し込みが可能です。

mineo(マイネオ)を利用中の方
現在mineoを利用されている方は、マイページのコース変更から手続きが可能です。
プラン変更ではなくコース変更となります。
注意点としては、毎月25日までの手続き完了で翌月1日から適用となることです。
ちなみに変更手数料や、SIMカード発行も不要です。

マイページから「基本データ容量変更」を選択

「通信速度コースから選ぶ」で速度を選択
シングルからデュアルに変更の場合
シングルタイプからデュアルタイプに変更される場合は、タイプ変更となるため別の手続きが事前に必要です。その場合の手数料は無料ですが、SIMカードが変更となるためSIMカード発行手数料が必要になります。
詳しくはこちらを参考にしてください。
マイそくとパケット放題Plusの違い
マイそくの内容は理解していただけたと思います。
それでは以前から提供されているパケット放題Plusとの違いはどこにあるのでしょう。簡単にまとめてみました。
マイそく | パケット放題Plus | |
---|---|---|
料金 | スタンダード990円 プレミアム2,200円 | 選択プラン+385円 (10GB以上は無料) |
通信速度 | 最大1.5Mbps(スタンダード) 最大3Mbps(プレミアム) | 最大1.5Mbps |
速度制限 | 月曜〜金曜(祝日含む)12時〜13時 3日で10GB超過時 | 3日で10GB超過時 |
制限時の速度 | 32Kbps | 200Kbps |
通信速度の変更 | 24時間使い放題で可能 | mineoアプリで可能 |
データ容量 | 無制限 | プランによる |
通話 | 可能(デュアルタイプ) | デュアルタイプのみ可能 |
フリータンク | 取得したパケットは利用不可 | 可 |
ゆずるね。 | 不可 | 可 |
このようになります。
やはり注意するポイントは昼間の速度制限ですね。32Kbpsだとテキストのやり取り以外は殆ど何もできません。
パケット放題Plusの最安構成がシングル1GBの1,265円、デュアルタイプだと1,683円です。マイそくスタンダードの最大1.5Mbpsの場合、差額275円と693円です。
この差を自身の利用方法と照らし合わせて、どちらにするか検討する必要がありますね。
どちらにしていいかわからない場合はどちらかを選択し、のちにプラン変更するのも方法かもしれません。

どっちにすればいいか悩むわね。

昼間にあまり利用しないならマイそくだけど、パケット放題Plusは高速通信も選べるからね。

ここは難しいところね。
mineo(マイネオ)のマイそくまとめ
mineo(マイネオ)から提供開始された「マイそく」ですが、本当にmineoはおもしろいサービスを提供してくれます。
しかし、すでにパケット放題Plusを利用している人にとっては昼間の速度制限があるなど、マイそくに移行する理由はあまりないのかもしれません。
ちなみに筆者はシングルタイプの1GB+パケット放題Plusで利用しているのですが、サブ回線として利用していることから更に安い「マイそく」に移行するつもりです。
すでにシングルタイプからデュアルタイプへの変更も済ませました。
>>mineo(マイネオ)のシングルタイプからデュアルタイプへの変更方法と注意点
今回最大1.5Mbpsとは別に最大3Mbpsのプレミアムも設定されています。
金額は2,200円ですが、同じ3Mbpsの「donedone」と比較してもかなり安く設定されています。
昼間の制限はあるもののデータ無制限です。プレミアム(最大3Mbps)を検討される場合は、donedoneとの比較になりますね。(donedoneは50GB)
donedoneに関してはこちらの記事を参考にしてください。
>>BIGLOBEの新サービスdonedone。評判とデメリットを検証
mineo(マイネオ)は低速から中速域に関しては、1.5Mbpsより遅いプラン、3Mbpsより速いプランも検討しているようです。
これからは、速度で契約先を選ぶ時代になるかもしれませんね。