回線会社名 | IIJmio 楽天モバイル |
プラン名 | IIJmio:ギガプラン 楽天:Rakuten UN-LIMIT VI |
月額料金 | IIJmio:440円〜 楽天:0円 |
SIMカード | IIJmio:eSIM 楽天:物理SIM |
データ容量 | IIJmio:2GB〜20GB 楽天:1GB |
デメリット | 昼間の時間帯に速度低下 |
楽天モバイルをIIJmioで更に安く
楽天モバイルは1GBまでは無料でしかも通話料金も無料で利用できるなど、低価格を売りに契約回線を伸ばしていますね。
一方、IIJmioといえば4年連続でシェアNo.1のMVNOで人気が高いサービスです。
そんなIIJmioは楽天モバイルとの併用回線としてよく取り上げられています。
今回はIIJmioと併用することで、楽天モバイル単体での料金より安くするという内容について詳しく解説します。
楽天モバイルの併用を検討されている方はこちらの記事もご確認ください。

この両社の併用はよく聞くわね。

そうだね。

どうしてIIJmioなのかな。

それはズバリ月額料金の安さだよ。

え?2回線使って安くなるの?

そう。なぜIIJmioと楽天モバイルの併用で安くなるのか探ってみよう。
IIJmioと楽天モバイルの併用はこんな方にピッタリ
- 少しでも月額料金を抑えたい
- 利用するデータ量は20GB未満
- 通話もたくさんしたい
- eSIM対応端末を用意できる人
- 12時〜13時に速度が落ちても気にしない人

20GB以上使う人には向いてないの?

そうなんだ。20GB以上使う人はあまり併用する意味がないかな。

どうしてだろ?
少しでも月額料金を抑えたい
IIJmioと楽天モバイルを併用する一番のメリットは月額料金を抑えられるところです。
併用する理由はこれがすべてとも言えます。
では、どうして月額料金を安くできるのでしょうか。
まずは両社の月額料金を確認してみましょう。
IIJmioの月額料金

IIJmioの料金プランはSIMタイプとデータ容量で細かく分けられています。
今回は併用するメリットのもっとも大きいeSIMでのプランで比較します。eSIMの料金は440円〜1,650円。まずはここを押さえておきましょう。
楽天モバイルの月額料金

楽天モバイルは1GBまでは0円(初めて契約された回線のみ)ですが、3GB〜20GBまでかなりの幅があります。
併用するメリットを出せるのは1GBまで0円の部分になります。
楽天モバイル公式サイト
楽天モバイル
IIJmioと楽天モバイル併用時の月額料金
それではIIJmioと楽天モバイル併用時の月額料金を確認してみましょう。

併用時にかかるそれぞれの月額料金です。
赤枠で囲っている部分が実際に必要な料金となります。データ通信として利用するIIJmioのeSIM料金と、通話のみを利用する楽天モバイルの1GBまで0円の部分です。
この内容で算出すると、最安値は2GBまでの月額440円。もっとも高くても月額1,650円となります。
これが楽天モバイル単体だと20GBまでの場合2,178円となり、楽天モバイル単体での契約と比較して月額で528円、年額で6,336円おトクになります。(20GBの料金の場合)

ほんとだ。楽天モバイルだけの契約より安くなるね。

そうなんだよ。年間6,000円以上も安くなるよ。
20GB使った場合だからそれ以下だともっと安くなるね。

なるほど。5〜8GB利用だと月に1,078円も差がでるね。
もし「20GB以上利用するよ」という場合は、併用するメリットがあまりありません。
その場合は楽天モバイルの本来の特徴である「20GB以上は定額」を利用した方がおトクです。

だから20GB未満の人に向いてるのね。
通話もたくさんしたい
楽天モバイルと併用する理由はここです。
ご存知のとおり楽天モバイルはRakuten Linkを利用すると通話料金が無料になります。
デュアルSIM端末でデータ通信はIIJmio、通話は楽天モバイルのRakuten Linkで行う形です。
ただ、iPhoneなどのスマホにデフォルトで入っている通話アプリで発信すると通話料金がかかります。
発信はRakuten Linkから行いましょう。
通話の注意点についてはこちらの記事に詳しく記載しています。別の内容の記事ですが、こちらも確認しておきましょう。
>>楽天モバイルとUQモバイルの併用がベスト!メリットとデメリットは?

折り返し発信の注意点も載ってるよ。
eSIM対応スマホを用意しよう
IIJmioと楽天モバイルを併用するには、デュアルSIM対応端末が必要です。
その中でもiPhoneなど、eSIMに対応したスマホを用意するのがベストです。
もちろん両方物理SIM対応のデュアルSIMスロットのスマホでも大丈夫ですが、その場合はIIJmioのSIMタイプを物理SIMにする必要があります。
月額料金のメリットを最大限活かすにはeSIM対応スマホを用意しましょう。
- eSIM対応iPhone
- iPhone SE(第3世代)
iPhone 13
iPhone 13 Pro
iPhone 13 Pro Max
iPhone 13 mini
iPhone 12
iPhone 12 Pro
iPhone 12 Pro Max
iPhone 12 mini
iPhone SE(第2世代)
iPhone 11
iPhone 11 Pro
iPhone 11 Pro Max
iPhone XS
iPhone XS Max
iPhone XR
Androidについては、SIMフリー版やキャリア版によって同じスマホでもeSIMに対応していない場合があります。
ご利用予定のスマホがeSIMならびにデュアルSIMに対応しているかを確認しておきましょう。
例えばRakuten miniなどはeSIM対応ですが、物理SIMスロットが実装されていません。
昼の時間帯の速度の落ち込み
IIJmioはMVNOの中でもシェアが高く人気の回線ですが、平日昼間の時間帯(12時〜13時)や夕方に速度が出ない場合があります。
IIJmioのデータ通信をメインで利用するため、これらの速度の落ち込みが気になる方には向いていません。
こちらの記事でeSIMの速度についてレビューをしています。申し込み方法についても詳しく解説していますので一度確認してみてみましょう。
>>IIJmio:eSIM440円の実力は?申し込みから設定までをレビュー
楽天モバイルは物理SIMで
IIJmioをeSIMにするということは基本的に楽天モバイルは物理SIMでの運用になります。
iPhone13モデルであれば2つのeSIMを有効にすることが可能ですが、それ以外のデュアルSIM対応のiPhoneは物理SIM(nanoSIM)とeSIMそれぞれひとつずつでの運用となります。
Androidについては、メーカーや購入したキャリアによって仕様が異なるため、事前に確認することをお勧めします。
2つのeSIMを有効に出来ない場合で、すでに楽天モバイルのeSIM回線をお持ちの方は物理SIMに変更する必要が出てきます。
楽天モバイルのeSIMから物理SIMに変更する方法については、こちらの記事で解説していますので、一度確認してみてください。
IIJmioと楽天モバイル併用まとめ
ということで、今回はIIJmioと楽天モバイルの併用について解説してみました。
冒頭に記載しているように、この2社の併用は多少の速度低下があっても月額料金を抑えたい人向けです。
また、楽天モバイルは人口カバー率96%を達成しています。
しかし、プラチナバンドを持っていない状況から、建物の奥や地下などでは通話ができない、通話品質の低下などの不便さを感じる場合があります。
ただ近年はLINEなど、電話の代替手段が充実しているので特に気にならないかもしれません。
IIJmioは現在事務手数料が半額や12ヶ月間1GBプラスなどのお得なキャンペーンを実施しています。
最低利用期間や解約手数料もないので、気軽にチャレンジしてもいいかもしれませんね。
詳しいキャンペーン内容は公式サイトを確認しましょう。
通話品質を確保しながら通話料無料を実現したいという方はUQモバイルとの併用がオススメです。こちらで詳しく解説しています。